現在、ニットは98%が海外生産といわれています。
(最近は少し比率が増えているかもしれませんが、日本の工場さんは激減しています。)
日本の工場さんはとても技術も高く、商品の仕上げも丁寧で安心です。
ただ、日本の工場さんばかり使って商品を作っているブランドばかりではないのが現実です。
ゲージについていくつか紹介します。
ゲージとは
編み機についている針の密度の事です。
1インチ(2.54cm)内にある針数で表します。(フルファッション機は1.5インチ)
針(ベラ)の大きさも違います。
ちなみに、ゲージは数字が大きい方が細かい目になります。
1インチ内に入っている目が多い方が細かい編地という、見たまんまの原理です。
わかりやすいですね。
日本の工場さんの主なゲージ
20G,18G(フルファッション編み機で27G),16G(フルファッション編み機で24G),
14G(フルファッション編み機で21G),12G(フルファッション編み機で18G),
10G(フルファッション編み機で15G),,8G,7G,5G,3G,ごくたまにある2G,1.5G
糸の安定を図るために、ある日本の工場さんは
12Gの依頼が来た場合は14Gで編む事もあるそうです。
優しく編んで、目が広がったときに12Gと同じ目面に仕上げるという
気の配り方もする時があるそうです。職人ですね~★
中国の工場さんの主なゲージ
たまにある14G,9G,1.5G, よく見かける12G,7G,5G,3G,
改造版で2.5G,0.5G
上記は「よくある状況」のゲージです。
もちろん18Gや16Gの編み機がある所もあります。
とても努力している意識の高い工場さんも増えてきている反面、
中国ではIT企業の方が収入が高いので人気も高く、工員さんが集まりにくい状況にもなっています。
中国は広いので田舎の方もまだまだあり、まだ依頼できていますが、
現時点でほぼ先進国なので
将来、「中国製のニットは高級品だ」といわれる時代が来るかもしれません。
皆様のニットの半数が将来「MADE IN AFRICA」になる日が来るかもしれませんね。
コメント