ここが悩み所なのですが

KNITとは

「仕事でニットデザイナーをしている」と他業界などで話すると、

たまに

「あ、私〇ォーグのニット講座で中級とってるよ!私も仕事にできたらいいのに」と言われる事があります。

・・・素晴らしいです。とても素敵な趣味です。

もちろん、私もニットをプライベートで編んだりします。

まあ、編んだりします、というか、

何なら通勤時間中はいつも編んでます。歩きながらも編んでます。

そしてカードかけた原毛を糸車で紡いだりなども通勤時間中にしています。通勤中に糸作りです。

さらに、息子が蚕を飼っていた時(私が飼っていた時?)

蚕の糸つむぎも通勤中にしていました。

ええ、絹を卵から育てて作っていました。フリンジのチャームとか作りました。

累代飼育を考えて冷蔵庫には卵シートが入っています。。。

あなたもニットを編むんですね。超シンパシーです。その経験はもちろん全く無駄ではないです。

カフェとかでちょこちょこ話しながら黙々とニットを編みながらお茶でもいかがですか?

とても楽しい時間を共有出来そうです。

ただ・・・

手編みの依頼は本当に少ないんです。(高いし出来る工場が少ないし)

原理が判っている点では有利なのですが、これ、

「専門学校で勉強しました」程度しか有利じゃないんです。

商品のほとんどは機械編みです。

そして手編みの時の糸表記「極細・並太・中細・極太」などが全く通用しません。

ゲージも手で編んで度目を調整する事がありますよね。

これ、機械でやります。

「編み組織図の表記は全て表から書いてある編み図なので、編む時裏を編む際は

表を創造しながら編まなければいけないわ~」

という手編みの組織図の基本は同じながら、

よくある編み組織図は手編みにあわせてあるので、よく売っている編地の本は

機械編みでできないテクニックオンパレードです

その代わり、

機械編みでしかできないテクニックなどもありますので

もし「仕事でニットデザイナーをやりたい」と思う方は機械編みを調べてみると良いです。

なのでどちらかというと

糸特性/流行/アパレルの仕事の進行方法/仕様書の書き方/デザインとは・・・

などの勉強側をした方が良いかもしれません。

いや、無駄ではないんです。原理が判っているから、B品(不良品)を即日直せたりします。

手編みの依頼の時は1stで一発で依頼の望みの形を作る指示ができます。

ちょっと足りないなあ・・・というデザインの時はかぎ針の何かを付けたりするテクニックを

すぐに提案でき、その場で編めて、みんなに見せる事も出来ます。

強味の一つにはなりえるのですが、必須条件ではないのも確かなんです。

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