綿について

素材について

綿は世界の産地名付きで呼ばれる事の多い素材です。

海島綿、エジプト綿、インド綿、ペルー綿、米綿など

吸湿性が高く染色性、洗濯に強く丈夫、熱にも強い。

通年生地として重宝する上にしわになりにくいという素材的エースです。

綿花の中に種が入っていて、種を植えて育てる植物性繊維で

繊維の長さは28mm~35mm以上

28mm以上のものは長繊維綿、35mm以上のものを超長綿といい、

光沢もあり、高級糸として扱われます。

番手の項でも記載しましたが、番手は毛と逆表記で

32/2などと前側に番手、スラッシュ、糸の形状(双糸)と書きます。

東日本大震災の際の土壌の塩害に対して、綿花を育てて

土壌の塩分を吸収させるプロジェクトがあった事は有名ですよね。

塩害0.6%の土壌を3年で0.15%まで除塩できるといわれていて、

ふつうは浸透圧やカルシウムの細胞が脆くなる問題で成長抑制がかかるのですが

成長抑制がかからない点も優れています。

土壌塩害に対応している植物は

トウモロコシやマングローブ、かぼちゃなどもあるのですが

繊維製品になるという点では綿やトウモロコシは

共存の点からこれからも注目の繊維で居続けると思われます。

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